マクルスフィールドタウンFCの記録

マクルスフィールドタウンFCの日々を記録/不定期不真面目更新

VS ヨーヴィルタウンFC

Match Facts

Yeovil Town FC 0-2 Macclesfield Town FC

2019年 3月10日(日) 日本時間0:00キックオフ
Huish Park Stadium
ATND:2,899

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 スターティングイレブン

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前節とうってかわって3バック。
ネイザンとジュールズの間にケルハーが入ることで高さと安定を図った模様。
中盤はエヴァンスに変えてローズ。守備の緩さが懸念。
リース・コール、デュレル、スティーブンスのトライアングルは予てから望まれていた組み合わせ。やっと見れる。
ストライカーはハリー・スミスが復帰。前節のビアビは"悪くはないけど合ってない"だったので致し方なし。そもそもハリーのフィットネスが万全ならこのディビジョンでも得点力にこまることはないはずなんだし頼むよほんと。

戦い方

ソル指揮官になって以降3バックというのはなかったはず(調べたけど途中で面倒くさくなっちゃった)。
最終ラインの真ん中ガバガバ問題とハリー不調による攻撃の空回りがどう変わるのかが焦点。

守備

ヨーヴィルがミドルレンジ以上のボールを放り込むタイプという事もあって、リトリート出来てしまえばフルバックの2人が最終ラインに組み込まれて5バックで対処というのが基本。
じっくりとビルドアップしてくる場合は偽5バックのような形で対処というのはソル指揮官やるじゃんとちょっと思った。
具体的には、中央を突かれた場合は中央CBのケルハーorジュールズがプレスに行きフルバック両名が下がって4バックに。サイドから突かれた場合はそれぞれのサイドのフルバックとローズorコールが挟みつつ逆サイドのフルバックが下がって4バックに、という形。

本来の偽5バックは3バックの弱点を補うための守備の形だと思うんだけど、我がシルクメンの場合はCMに誰入れてもボールに寄り過ぎちゃってバイタル中央を空けちゃう問題の解決策として機能されていたてのが少し悲しいところ。
いずれにせよ、ついに真ん中ガバガバ守備が見直されたことに感動した。サイドの対処はまだ弱い部分があるけれど、はめ込むメンツ次第で向上しそう。
希望の光。

ネガティブトランジション

基本的には一斉リトリート。ボールホルダーへのチェックは人次第な感じが未だ強い。
奪われるエリアごとの対処のギャップを埋めるためにとりあえず一斉リトリートするきゃないって感じなのかな。
相手陣内深くで奪われた時だけコール、スティーブンス、ローズがかなり厳し目にチェックに行っていたのは、その後ろの空いたスペースを埋める動きが良かったり悪かったり半々だったので、チームとしての狙いだったのか個人の判断だったのかは微妙なところ。

攻撃

ビルドアップと蹴り込み半々。
明確な判断基準はないようだったけど、最終ラインの数的優位が保てるときはなるべく蹴らないという普通の基準があるかないかって感じ。
とにかく蹴っちゃえばハリーが頑張って落としてデュレル、コール、スティーブンスの3人で形を作れるだろうって考えだと思うけど、そこは流石にヨーヴィルさんサイドも警戒してたのであまり活きる道がなかった。

ビルドアップは、左CBのジュールズが中盤に上がって組み立てる形が効いていた。
ジュールズはとにかく上手い。デカイし早いし上手いし頭もいいしで素晴らしい補強だわこれ。
基本形はフルバックが幅を取って空けたボランチ脇にジュールズが進入して、それに釣られて相手CMが空けたスペースに配球って形。外が空けばフルバックが駆け上がり、中が空けばハリーのデコイを使って相手最終ラインのチャンネル攻略。
先制点はこの形の応用だったのでハイライト動画を見てほしい。素晴らしく美しいゴールでした。
これがチームの狙いとしてオーガナイズされたものだと信じて未来の明るさを感じ取りましょう。この試合は未来の明るさ1,000ルーメンくらいあったよ。

もう一つのポジティブな要素は、ハリー・スミスの復調。
ちょっとずつではあるけど明らかにフィットネスは上がってきてる。
2点目のゴール前への飛び込みは素早さも正確さも完璧だった。
これだけでも500ルーメンくらいプラスだね。

ポジティブトランジション

どこで奪おうともコールとスティーブンスが駆け上がるってのは今まで通り。
そもそもハリーとデュレルが下がって来ないから奥行きは嫌でも取れてるわけで、前目メンツが走ってくれれば事足りるって考え方なんなと思う。だからフルバックの2人はそこまで熱心には走らないことが多かったし、その分ビルドアップへの切り替えに頭を使えてたんだと思う。
それが後ろのメンツの体力を鑑みての暫定処置なのか、今後ビルドアップ志向を強めるにあたっての下地なのかはまだ分からないなー。

総評

まず勝ったこと。これほど素晴らしいことはないじゃない。
そして、希望の光(計1,500ルーメン)が見えたこと。3バックで守備の弱点を回避出来そうだし、ビルドアップの道筋が見えたし、ハリーは復調傾向だしで嬉しさしかない。
最後にプレイングコーチのウィテカーがついに復帰。もうすっかり引退だと思いこんでたからちょっと涙出そうだったよ。最高。最の高。

ハイライト


Match Highlights: Yeovil Town v Macclesfield Town